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「エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜」を観てきました。

先日は、劇団印象の「エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜」を
観てきました。
「エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜」を観てきました。_f0165332_22304150.jpg
ドイツの詩人で作家のエーリヒ・ケストナーを主人公にした
表現者たちの群像劇です。
舞台は、ナチスが勢いを増していく時代のドイツ。

ライプツィヒでケストナーと友人二人とが再会する
シーンから始まるこのお話は、ひょんな事で知り合う3人
(中にはあの、レニ、リーフェンシュタールも)を巻き込み、
ナチスが台頭するドイツの狂気の時代へと進んで行きます。
途中で、ユダヤ人でイラストレーターのトリアーも加わり、
7人はこのお話の本題へ。

この狂気の時代に、人間としてどう生きるのか、そして、
表現者としてどう生きるのかという選択を突きつけられた、
彼ら、彼女らはどの様に自分の人生を選択し、
実際にはどうなったのか。
そして、その選択は正しかったのか……。
また、題名になぜ、「〜消された名前〜」とあるのか?

誰もが、こんなことになるとは……と思った時代。
過ぎ去った時代ですが、自分だったらどうしただろうかと
考えさせられるお話。

このコロナ禍、誰もが、こんなことになるとは……と思っている今、
これからどの様に生きるか、自分の人生について、
考えてみるのも良いと思います。

さて、話の中では、ひょんな事で知り合う3人の中の一人、
俳優志望で後に映画プロデユーサーになるパン屋の少年シュミット
にトリアーが間違った行動を体を張って悟すシーンや、
話の最後で、ケストナーとリーフェンシュタールのそれぞれの選択と
その行動について、自分の主張と相手を罵り合うシーンなどは、
このお話の見どころでもありす。

ぜひ観て、そして考えてみて欲しいお話です。

なお、今回のお芝居は、オンライン映像配信されます。
詳しくはこちらで↓
https://inzou-kaestner.peatix.com

















by vacancesclub | 2020-12-14 22:35 | 日記
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