横浜は元町・中華街から海岸通りを数分行ったところに、
独り言の多いマスターがやっているBARがある。
BARの名前は『図美’S BAR』
今夜もマスターが何やら独り言に酔っています……。
も~コロナウイルス騒ぎで、ウチも閑古鳥が泣きっぱなしだよ~
そうだ、先日読んだ本にさぁ、面白い話があったんだよねぇ。

同じ様な目にあった天才科学者の話。
その名はご存知、「アイザック・ニュートン」
万有引力の法則を発見した天才科学者だよね。
丁度彼が大学に入学したころ、ヨーロッパは
ペストの猛威に襲われていた。
1665年ごろには、ロンドンもペストの猛威に襲われ、
大学も閉鎖、彼も田舎へ戻ることになったんだ。
そうあの有名な、ニュートンの「創造的休暇」が
始まるんだけど。
田舎に帰ったニュートン、ある意味自由の身だ。
そこで彼はたった一人で研究を始める。
先生も仲間もいない、もちろん大学の研究設備も図書館もない中、
探究心という力だけを頼りに彼は
この万有引力の法則を見つけるんだ。
ところで、本当にあのリンゴが落ちるのをみたのかなぁ?
見たとして、リンゴが地面に落ちて良かった。
これが足の上にでも落ちていたら……。
「てめぇ~このやろ~っ」ってりんごの木に回し蹴り、
他のリンゴもボコボコ落ちてきて、その中のリンゴの一つの
当たりどころが悪かったら……。
この万有引力の法則の発見もいつになったか……。
しかし、天才というのは、どういう状況になっても
自分の探究心の火は消えないんですね。
しかも、リンゴは頭にではなく、地面に落ちる。
そいう人には運も味方する。
運は前向きな人に手を差し伸べるんだね。
今夜のマスターの独り言
「そのリンゴが地面に落ちるとは限らない。」