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クー・ギャラリー『伊藤彰剛展[ZOOLOGY]』でのトークショー

昨日は、クー・ギャラリーで開催中の『伊藤彰剛展[ZOOLOGY]』
でのトークショー『伊藤彰剛×坂川栄治』に行ってきました。
クー・ギャラリー『伊藤彰剛展[ZOOLOGY]』でのトークショー_f0165332_16055976.jpg
クー・ギャラリーの企画展も6回目。
そう、今回の伊藤さんの展示が
クー・ギャラリーのオープニング企画展の最後です。
坂川さんの選んだ作家さんによる企画展の最後を飾る、
伊藤さんのお話はいかに。

伊藤さんといえば、イラストレーションファイル2015年版の表紙を
描かれた方で、メガネをかけた、可愛いネズミの絵を見かけた方も
多いと思います。(デザインは坂川さん)
ギャラリーには、そんなかわいい動物から、さみしさ、孤独感を
感じさせる、色々な雰囲気を持つ動物たちのオリジナルの水彩画が
並びます。しかも、その動物達は、すごく人間臭かったりもします。
まるで、中世の肖像画の様で、圧巻です。

確実なデッサン力とアルシュ紙というフランスの高級紙の性能を引き出す
テクニックがシンプルでありながら重圧なイメージを醸し出した世界は、
まさに伊藤ワールド。

動物が好きな理由について、伊藤さんは「大きな耳やしっぽなど、
どうしてこの様な不思議な形をしているものが、
この世界にいるのだろう」
というところから、始まったらしく、それは、彼が双子という環境にも
影響されているのかなと。
生まれた時から、自分とそっくりな人間が近くにいるという感じは、
小生には想像でしか分かりませんが、そこから他の人よりは、
形の不思議に興味を持ったのではと思うのですが…
(実に勝手な理論ですけど/笑)

「イラストレーターとしての肩書きが、居心地が良い、
だから仕事では、頼まれるものは何でも描いてきたけど、
地に着いていない気がするんです、
だからこそ、オリジナルのイラストレーションが必要」と語る伊藤さん。
それは、オリジナルを描き続けることで、しっかりと
自分という大地に足をつけ戻し、そのことで、仕事の絵にも
重みをもたらす…ということなのか。

そんな伊藤さんの描く動物達に会いに行ってみて下さい。
きっと、動物達が語りかけて来ますよ、そっとね…











by vacancesclub | 2016-06-11 16:15 | 日記
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