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クー・ギャラリー『和田治男写真展[Botanical]』 でのトークショー

昨日は、クー・ギャラリーで開催中の『和田治男写真展[Botanical]』
でのトークショー『和田治男×坂川栄治』に行ってきました。
クー・ギャラリーの企画展も5回目。
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和田くんと会ったのは久しぶりで、細身で華奢なイメージだった彼が、
腕は太く、胸も厚くなって、上半身だけマッチョになっていました(笑
しかし、その秘密はこれら繊細な作品にあったのです。

和田くんもご多分に漏れず、子どもの頃から絵を描くのが好きだった様で、
イラストレーターに成り立てのころは、平面作品で仕事をしていたとか。
しかし、売れ出したのは、立体作品を手がける様になってからで、
そこから立体イラストレーターとしての活躍が始まります。

和田くんと言えば、かわいいキャラクターの作品が有名ですが、
そこから今回の植物の作品を生み出したのは、いつも何か新しい作品を作って、
発表したいという、彼のモチベーションと作品に対する考え方に思えた。

彼の作品に対する思い入れは、今までに会った人達と違っていました。
それこそ、制作には集中し、思いを吹込むのに、完成したら、もう愛着は無いのだとか。
出来上がったものもじっくり見て悦に浸る事も無く、さっさと片付けてしまうそうで、
「展示の時に、初めて自分の作品をじっくり見たりすることもある」と言うから驚き。
それは、かわいいキャラクターもこの植物の作品も共通だとか。

出来た作品に執着は無いという。
作っているのこと、自分の思いを形にするのが好きなんだろう。
だから、仕事が終わっても、時間があれば、木を削っているというから、すごい。

そして、上半身も逞しくなった(笑 
立体作品は、先ず糸鋸で木をカット、カッターナイフ、彫刻刀を使って細部を仕上げる。
ある意味、職人仕事である。

制作の80%をカッターナイフで削るという驚のき制作過程。
そこから生み出される、この植物の作品は、カッターナイフで、
この様な表現が出来るものなのかと、疑うほどの繊細さと心の安らぎを誘う優しさに満ちている。
そして、その細部の作りに驚き、見飽きない魅力をも持つ。

きっちり表現しているなと思う作品も、「植物に詳しい人が見たら、怪しいと言われるでしょう」という。
しかしそのフォルムが、色が、和田くんの目を通しての表現された植物達なのだ。
「自分はアーティストじゃなくイラストレーターだから」と
彼はさらりと言う。

眺めて植物の囁きを聞くも良し、手に取って細部を探検するも良し。
そんな和田くんの作品を、是非見に行ってみて下さいね。











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by vacancesclub | 2016-05-14 23:59 | 日記
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